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神奈川総合高校パートナーズ
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ステージング環境です

着物文化ファミリー 2020年度活動

~2020年度活動アルバム~

2020年度は新型コロナウィルスの影響で、8月から活動を開始しましたが、全回zoomを使ったオンラインでの活動となりました。
活動のスタイルは変わっても、合言葉は“巻けばいいんです!”

8月

「自粛期間中の着物に関する話 ~生活の変化と共に」

今年度の活動をオンラインでスタート。外出自粛期間中の着物にまつわる思いやそれぞれの活動などについて意見交換しました。家庭のご事情で参加できなかった方が参加できたり、外には着ていけないサイズの合わない着物や派手だったり傷んでいる帯等にもチャレンジ出来るなど、オンラインの利点も多々ありました。何より顔を合わせてお話できたことから、元気がもらえました。

「本日の着物・最近の着物事情」

前回同様、最近起こった着物にまつわる話や本日着用の着物・浴衣について意見交換。オンライン活動で初めて男性メンバーの参加がありました。夏物の絽の黒留袖の圧巻のコーデや涼しげな近江の麻の着物の着こなし、手縫いで仕上げた力作の浴衣など、それぞれ素敵な装いで終始和やかな雰囲気でした。着物を難しく考え過ぎず「巻くだけでいい」との言葉にも勇気付けられました。

9月

「着物文化ファミリーへようこそ!オンライン歓迎会」

今年度の新メンバーを迎えての活動がスタートしました。冒頭にOGから、苧麻や葛、芭蕉、アカザなど古来繊維として活用してきた身近な植物を中継で紹介いただけたのは、オンラインならでは。歓迎会では、着物のコーディネートやいい帯結びの方法、暑さ対策、増えていく着物の収納方法などの新メンバーからの疑問・質問に対して、先輩メンバーから大変参考になるお話が伺えました。

「私の着物デビュー」

それぞれの着物デビューについて、自己紹介も兼ねて話し合いました。着物との出会い、お母様やおばあ様にまつわる様々な思い出、エピソードを聞き、改めて着物の素晴らしさが伝わってきた機会となりました。

10月

「秋の装いとコーディネート相談会」

秋の装いと様々な相談について、話が弾みました。ハロウィンをイメージしたコーデに帽子で遊ばれたり、お嬢さんの和洋折衷の斬新な着こなしの写真のご紹介いただいたり。着物に帯を置いて小物も合わせて写真に撮り、コーディネートをご紹介して下さった方もいらっしゃいました。参加メンバーの素敵な秋の装いも堪能できました。

「着物周りのこだわり手作り」

活動時に自作の品を身に付けるメンバーも多くいます。そんな方々から、数々の作品をご披露いただきました。アフリカンな色・柄の浴衣と帯、テーブルランナーとランチョンマットで作ったクリスマス柄の作り帯、レース糸3色のクリスマスカラーの組紐の帯締め、雪花絞りの日傘、成人式のために作った髪飾りなどなど。古い羽織と着物を組み合わせて帯やマフラーなどにリメイクした方も。身近なものを工夫して作る楽しみ、古い貴重な布や愛着のある布を違う形にして使い続ける喜びを味わう「手作り」の魅力を再確認する回となりました。

11月

「振袖の着付け・オンライン講習会」

着付け師をなさっているメンバーから、実演しながら振袖の着付けのポイントを教えていただきました。オンラインでの着付け講習は今回初めてでしたが、魔法のような手さばきに画面にくぎ付けになりました!

12月

「オンライン意見交換&懇談会」

今回は第一部〜第三部に分け、メンバー交換しながら意見交換&懇談会。第一部では「ファミリーに入って思う事」「着物を着るようになって感じる事」「私の着物自慢」のテーマで意見交換、第二部では期ごとの懇談会とし、近況報告や今後の活動に希望すること等を話し合いました。第三部では全員で、各グループで話した内容を発表しました。今後、対面で活動ができるようになったらやりたいことの話題に花が咲きました。

1月

「成人式・卒業式の着物」

成人式の着付けを終えたばかりの22期メンバーや昨年、今年と特別な状況で卒業式を行う23、24期メンバーを中心に、貴重な経験談をお聞きしました。同期同士でLINEで写真を共有したり、励まし合ったりして当日に備えたり、子どもだけでなく自身の着物を着る挑戦をするなどのエピソードなど。人生の節目にあたり、よりいっそう着物にまつわる様々な想いが感じられた回でした。

   

2月

「和装の履物とバッグ」

メンバー所有の履物やバッグをそれにまつわるお話と共にお披露目いただき、さらに着物初心者の悩み・対処法について意見交換しました。履物では万能な草履、自作の山葡萄の籠と草履、樺細工の舟形下駄や螺鈿の草履、津軽塗りや鎌倉彫りの下駄、畳表を貼った下駄等を多数ご紹介いただきました。バッグもお手製のものから印伝、ビーズ、こぎん刺しのバッグや利休バッグなど、フォーマル用から普段使いのものまで紹介いただき、ただただうっとりするばかり。TPOや格の違いには注意を払いつつ、好きなものを自由にコーディネートを楽しんでいるメンバーの姿が印象に残りました。

「着物の身体、洋服の身体① ~肚・腰・下半身の話~」

着物が日常着でなくなったこの70年~100年の私たちの身体の変化を振り返り、着物を着ていたころの日本人の身体技法や衣類の合理性を、下半身を中心に聴きごたえのあるレクチャーをご披露いただきました。触発された部員から様々なエピソードが飛び出しました。おばあ様の興味深い思い出を話して下さった方もいました。祖父母や親世代では当たり前だったことが着衣の変化とともにすっかり変わってきたことを改めて知り、着物と自分自身の身体を見直す機会となりました。

3月

「袴の着付け&グループ意見交換会」

前半は卒業式に向けて、袴の着付けの動画(女袴、男袴)を視聴し、その質疑応答、また最近の卒業式の模様について情報交換しました。先輩方からは袴の着付けの注意点等や男袴について詳しく説明をいただき、大変勉強になりました。後半はグループに分かれて、今年度の活動を振り返っての感想や来年度の活動でやってみたい事をテーマに意見交換しました。最後にグループ毎に発表し、今後の活動のプランについて全体で共有することができました。

「型染の魅力&私の着付け習得法」

日本の伝統的な染色技法の一つである「型染」について、以前習っていた25期のメンバーからレクチャーを受けました。和紙に模様を彫りぬいた「型紙」と、もち米から作られる「糊」を用いて染め出される色鮮やかな文様に、着物の新たな魅力を発見する機会となりました。 また、24期の卒業式の報告と、メンバーそれぞれの着付け習得法について、意見交換を行いまいした。

その他

新型コロナウイルス禍の中でも、メンバーは、東京国立博物館特別展「きもの」や文化学園服飾博物館の「世界の藍」展を鑑賞したり、国立歴史民俗博物館に行ったりと、それぞれの活動を続けています。